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世界一周航空券どんな航空券!

 世界一周航空券と聞くと、皆さんはどんな航空券をイメージしますか?。
これ1枚持っていれば世界中のどこへでも飛行機に乗れる夢のような航空券をイメージするかもしれません。

 残念ですが、まず、航空券ですから飛行機が飛んでいない都市には行けません。また、路線というのが各航空会社によって異なります。全航空会社が参加して世界一周航空券を提供してくれればそれも可能ですが、そうではありません。
  幾つかの航空会社がグループをつくって、お互いの就航便をつないで世界一周航空券を提供しています。グループに参加していない航空会社の就航便は使えません。

 世界一周航空券には、主に3グループあります。

 ・全日空、ルフトハンザ航空、ユナイテッド航空を中心とするグループ(スターアライアンス)。
 ・日本航空、アメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズを中心とするグループ(ワンワールド)。
 ・3つ目はデルタ航空、エールフランス、大韓航空を中心とするグループ(スカイチーム。)

それぞれ、航空会社の得意地域があり、希望する滞在都市によって適合する世界一周航空券も違ってくるのです。

 2015年に発券したワンワールドの世界一周航空券です。特に「世界一周航空券」と書かれた特別なものではなく、便名がたくさん書かれたA4サイズのeチケットです。

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世界一周航空券のメリット・デメリットは

<メリット>
 世界一周航空券の一番のメリットは価格面です。通年で料金が変わらないので、オンシーズン(ゴールデンウイーク、夏休み、年末年始)でも料金が変わりません。また、ある一定の条件内では料金は変わりませんので、その条件内いっぱいのルートを組むほど料金的にはお得になります。

 通常、フライト数が多いほどお得になります。特にビジネスクラス、ファーストクラスでは、シーズン、フライト数に関係なく料金的には破格の安さです。

 もうひとつのメリットは1年間有効である点です。通常の1年間有効の往復航空券は比較的高いものが多いです。

<デメリット>
 1年以上の長旅をしたい人や、20ヵ国以上周りたいような人には、あまりオススメではない。
 途中でルート変更が出来るとはいえ、最初に全てのチケットを購入するため、好きな場所に好きなだけ、気ままに旅をしたいって人にはおススメではない。

  世界一周航空券を発券する場合の主なルール

申し込み方法
電話のみでの申し込みで、Web上で予約することはできません。

発券できる期間
 旅程の復路搭乗日の355日前(出発日含まず)午前9時(日本時間)から、第一区間出発の96時間前まで申し込み可能です。
 航空会社によって予約開始日が異なる場合があり、全旅程申し込み開始後に予約可能となります。

航空券の有効期限
 発券から1年以内に旅行を開始する必要があり、さらにその日から1年間有効です。期間内であれば、途中で別口の日本往復航空券を取り、一旦帰国した後に、中断したところから旅を再開することも出来ます。
 10日も続けて休みを取れないよー!という方も、2回、3回に分けてなら、そう難しくないのではないでしょうか。

オープン発券・空席待ちは不可
 世界一周特典航空券は、全ての便の予約が取れないと発券できません。旅程が多ければ多いほど、予約発券が難しくなるというわけです。

変更
 制限がありますが、日付や時間は変更することができます。ただし、以下については変更出来ません。

  1.航空会社
  2.搭乗者
  3.区間
  4.経由地
  5.クラスの変更

 日付や便(航空会社と区間が同じことが条件)は変更ができるということです。なお、区間や経由地については、例えば同国内であってもドイツのミュンヘンとフランクフルトは別都市とみなされるため、変えることはできません。
 一方、成田と羽田はいずれも「東京」という同都市なので変更可能です。また、クラスの変更不可となっていますが、例えばファーストクラスで発券の上、空席がなかったため止むを得ず下位クラスを予約している場合などは、上位クラスへの変更が可能です。

変更手続きのタイムリミット
 変更することができるのは、予約便出発前かつ搭乗希望便出発の96時間前まで以降の変更は不可です。変更する場合はその時点でのサーチャージ差額が発生します。

 発券時と変更時で燃油サーチャージに差額が発生している場合は、その差額を清算する必要があります。発券した時よりもサーチャージが安くなっていれば、その分は返金されます。