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海外旅行の前に命を守る予防接種を

海外旅行の予防接種には、主に二つの側面があります。一つは、入国時などに予防接種を要求する国(地域)に渡航するために必要なもの。もう一つは、海外で感染症にかからないようにからだを守るためのものです。

 

◎予防接種証明書を要求される場合
入国する時に、黄熱の予防接種証明書の提示が求められる国があり、主にアフリカの熱帯地域や南米の熱帯地域の国々です。また、黄熱の流行国から入国するときに予防接種証明書の提示が求められる国もありますので、乗り継ぎの時に証明書が必要になる場合もあります。

 

◎自分自身を感染症から守り、周囲の人への二次感染を防止する。
外国では、日本にはない病気が発生しています。また、日本にいる時よりも感染する危険が大きい病気があり、予防接種を受けることで予防できる病気は限られていますが、予防接種を受けることで感染症にかかるリスクを下げることができます。

 

◎予防接種は計画的に余裕をもって早めに!

予防接種の種類によっては、数回(2~3回)接種する必要のあるものもあります。海外に渡航する予定がある場合には、なるべく早く(できるだけ出発3か月以上前から)、トラベルクリニック、渡航外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類と接種日程の相談すると良いと思います。

厚生労働省では「黄熱」「A型肝炎」「B型肝炎」「破傷風」「狂犬病」「ポリオ」「日本脳炎」の7種の予防接種が推奨されています。
私は渡航外来のある医療機関で相談してA型肝炎、破傷風、黄熱病(南米に行く予定があったため)の三種類を接種しました。

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黄熱病予防接種の証明書、10年間の有効証明です。

黄熱病は1回だけで大丈夫ですが、A型肝炎や破傷風は2~3回受けなければいけません。A型肝炎や破傷風は3回目が2回目接種の6ヶ月以上だったために出発に間に合わず次回の旅のために帰国後に接種しました。(2回でも有効なようです)

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A型肝炎、破傷風予防接種の記録手帳です。記録しておくと次回の予定などすぐにわかるので便利です。私の手帳は予防接種を実施した病院で無料で貰いました。

 

 費用は医療機関によってまちまちですが黄熱病1回、A型肝炎・破傷風3回で45,000円位でした。時間に余裕があって、安く予防接種をしたい方には海外接種(バックパッカーにはタイのバンコクにある「スネークファーム」が有名です)がおすすめです。海外で予防接種することに不安がある場合は、日本で予防接種しましょう。