旅の始まり
南極ツアーはピースボートクルーズの南極船クルーズと南米の都市観光21日間のオーバーランドツアーに参加した。
旅の日程
船を下船→ウィルスベイ(ナミビア)→ヨハネスブルグ(南アフリカ)→リオデジャネイロ(ブラジル)→ブエノスアイレス(ブラジル)→ウシュアイア(アルゼンチン)→南極→ウシュアイア(アルゼンチン)→船に合流
※太字の部分をリポート
- 旅の始まり
- 旅の日程
- 私たちの準備した持ち物
- 2月5日<ウシュアイア(アルゼンチン)到着>
- 2月6日<ウシュアイア2日目>
- 2月6日<16:00 南極ツアーのウシュアイア号に乗船>
- 2月7・8日<終日航行・ドレイク海峡を通過>
- 2月9日<1日目上陸>
- 2月10日<2日目上陸>
- 2月11日 <3日目上陸>
- 2月12日<4日目上陸>
- 2月13日<5日目上陸>
- 2月13~16日<終日航行・ドレイク海峡を通過>
- 2月17日<ウシュアイア・ティエラ・デル・フエゴ国立公園>
- 2月18日<ウシュアイア>
- 2月19日<ピースボートへ帰船>
南極での訪問地予定地
デセプション島・・・南緯62度57分、西経60度38分に位置する、海底火山の火口部にあるカルデラ島。野鳥やウミツバメ、フルマカモメなどが生息する。
クーバービル島・・・岩山に苔などの生物が生息する様やペンギンが観察できる。
ハーフムーン島・・・小さな三日月状の島の長さは約2キロメートル。ヒゲペンギンのコロニーがある、他にオットセイなども観察できる。
ニコハーバー(南極半島)・・・南極半島の湾、高さ10メートルにもなる氷河が大陸にへばりつくように続いている。
ハイドルガ・ロックス・・・雪上や岩山を歩きながら、ペンギンやアザラシなどが観察できる。
私たちの準備した持ち物
持ち物の中で一番悩んだのが防寒着、Webなどで調べると南極の気温は‐30℃またはそれ以上と出てきます。
スポーツショップのスキーウェアや登山用品の店員さんに聞いても南極ですか?見当がつきませんとの返事、仕方がないので北海道でのスキーツアーの感じで準備しました。 (雪の中だと登山用品よりもスキー用品がカラフルで目立つかなと思い選択しました。)
最終的に分かった事ですが気温は-30℃またはそれ以上は極点やその周辺での話で一般観光客が行ける場所や季節(夏)では5℃~‐5℃程度でスキーウェアの下にインナー(ヒートテックなど)の重ね着やカイロを利用することで十分、温かく過ごすことが出来ました。
<持ち物リスト>
パスポート
ブラジルビザ(2019年6月以降は不要となった)
バウチャー(クルーズ、飛行機、ホテル)
海外旅行保険の証書
デジカメ
ノートPC
蛸足配線のケーブル
変換アダプタ
充電器(カメラ・携帯用)
衣類(下着、インナーウェア「主にヒートテック」)
防寒着(スキーウェアー一式を用意した。)
水着(ホテルのプールで使う予定が、南極の温泉に入る事に!)
サングラス
日焼け止め
コンタクトレンズ、メガネ
ウェットティッシュ
ホッカイロ
薬(風邪薬、胃腸薬、酔い止め等)
歯磨きセット
ドライヤー
双眼鏡(友人からの借用品)
デジカメ用防水カバー
長靴(船のものを借用した)
2月5日<ウシュアイア(アルゼンチン)到着>
15:35 ブエノスアイレスから空路ウシュアイアへ(所要時間3時間35分)
19:10 定刻着後バスでホテルへ
「ALBATROS(アルバトロス)」と言う著名なホテルでお部屋もとても綺麗です。
夕食を済ませてご就寝。
2月6日<ウシュアイア2日目>
午前中は自由行動、ホテルで朝食を済ませて荷物を預けて街中を散策(小さい街で徒歩でも大丈夫)
朝方は肌寒く少し着込んでのお出かけ
山の中腹に見える白いものは”氷河”です。
古き時代は囚人の街だったようで囚人の服を着たガイドさんと一緒に主要な観光地を周遊できます。
昼食はガイドブックでも有名なレストランでカニを堪能しました。
カニの姿蒸し!?人気店のようですが、開店まもなくの入店だったのですんなり食べる事が出来ました。帰り際には行列ができていました。
2月6日<16:00 南極ツアーのウシュアイア号に乗船>
就航約50年位のかなり古い船です、以前は観測船として使われていたものを改装して観光船にしたようです。長さ84.73m、幅15.54m、排水量2,923t、定員84名です。(南極は一度に上陸できる人数が100名以下と規定されているのでこの船だと全員上陸可能な良いサイズです。)
私たちは無償アップグレードで3階のスーペリアⅡと言う最後尾の部屋でした。(携帯のパノラマ撮影で若干部屋が歪んでしまいました。)
ベッドは手すりのほかにシートベルト???が付いていました。
客室のコンセントは電圧110V/プラグAタイプで電圧が少し高いですが、日本と同じ仕様です。
トイレ、洗面、シャワーでいずれも綺麗ですしホテルと同じで毎日ハウスキーパーが掃除をしてくれます。
ミーティングルール
食堂
フリースペース
ゾディアックボート、海兵隊が上陸作戦に使っているボートでこれで南極へ上陸
上陸のお世話をしてくれたスタッフです。
ボランティアで通訳をしてくれた”ケン”さん、チリ在住の日系2世、ナイスガイです。
乗船者全員(スタッフ+乗客「84名」)で記念撮影
シャンパンで出航の乾杯
2月7・8日<終日航行・ドレイク海峡を通過>
荒れることで有名なドレイク海峡、出港前に酔い止めのクスリを早めに飲んでおくこと、酔ってからでは効果がないと注意されていましたが、さほどの揺れも感じなかった。
航行の合間に各種のレクチャー
・ドレーク海峡で観察できる鳥類
・各国の南極探検家や探検の歴史
・南極のクジラ
・南極訪問に向けての留意点 など
船内食事の紹介
基本的には朝食はビフェ、昼食と夕食はコース料理?ただし、揺れが大きいときはワンプレートの食事となる事がある。(揺れが大きいとテーブルをナイフとフォークが散歩をしています。)
<パン>
<スープ>
<メイン>
<デザート>
<ワンプレート>
<アルゼンチンビール>こちらは有料です。
いずれも大変美味しくて、毎日いろんな味が楽しめます。
最終上陸地点マップ
2月9日<1日目上陸>
1.Mikkelsen_Harbor
ここには、指標塔と無人の小屋が建てられています。ゼンツーペンギンが営巣しアザラシたちも生息しています。
ペンギンの量が半端ではありません、至る所にウヨウヨといます。また、糞の匂いが半端ではありません鼻がもげそうです。
我が物顔でお昼寝中のアザラシ
2. Deception_Iland
1909年に修理のために停泊していた救難船「テレフォン号」にちなんで名付けられた島。
島の内側は天然の良港で湾の入り口はとても狭く。また、火山の影響で地熱が高く、南極付近で唯一温泉が湧き出ている。
入ってきました南極の温泉、陸から2~3mは温かいのですが、4~5mも行くととても冷たい水で私は膝まででほんの30秒程度でギブアップでした湾内にはペンギンなどの動物は生息していません。
South Shetland islands
19世紀から20世紀初頭にかけて、この諸島ではアザラシ狩りや捕鯨が行われていました。今は朽ち果てていて面影だけが残っています。
2月10日<2日目上陸>
3.Paulet_Iland
ウェッデル海の北西に浮かぶこの小さな島は、11月~1月にかけて浜辺とその上方の丘陵地にはアデリーペンギンたちが所狭し立ち並びます。繁殖期真っただ中の12月後半から1月にかけては、地上はピンク色の糞化石で覆い尽くされ、その凄まじいニオイが風によって海上を漂います。
息を弾ませながら砂利の小高い丘を上り詰めると絶景が待っています。
2月11日 <3日目上陸>
4.Petrel Station (Arg)
アルゼンチンの南極ベースを訪問しました、広大な平地が広がっています。
屋根の補修をしていました。
この日は天気も良く基地の周辺で戯れる事が出来ました。”ちょっと『ハシャギ』すぎ”
基地の中の様子です。
なんとも綺麗な氷
2月12日<4日目上陸>
6.Port Lockroy & Jougla Point
ポートロックロイ(Port Lockroy)は、南極のパーマー群島、ウィーンケ島の西側に位置し、ジュグラー・ポイントとゴーディエ島からなり、1903~05年に行われたフランス南極探検隊のシャルコーによって発見され、ポートロックロイの名前はその時の後援者であったフランスの政治家エデュアルド・ロックロイに因んで名付けられた。
ゴーディエ島には第二次世界大戦中のタバリン作戦の一環で英国南極観測局が建設され、観測局は1944~62年まで活動していた。歴史的重要性から1996年に改修されて夏の間だけ観光訪問者のために開いている。
現在は、博物館兼郵便局、ギフトショップとして使用されていて、切手、ハガキやお土産などを購入することができる。(自分宛てにハガキを出しました、UKを経由して配達されるので日本へは1か月程かかるそうです。)
ジュグラー・ポイント(Jougla Point)は、岩でできた小さな半島で氷河と隆起した海岸から形成されている。ゼンツーペンギン、マダラフルマカモメ、キバナウ、そしてカモメが小さな石や岩のまわりに巣を作っている。
7.Lemaire Channel
巨大な流氷に遭遇!!(白いテーブルマウテン????)
出会った「シャチ」友人のIさんが捉えた一枚です。2月13日<5日目上陸>
8.Gonzaliz Videla Station
ベース内でコーヒーとクッキーをご馳走になりました。
2月13~16日<終日航行・ドレイク海峡を通過>
ドレーク海峡にハリケーンが近づいているとの情報で、予定よりも半日早く南極を後にした。13日~14日の午前中くらいまでは比較的静かな航行だったが、その後、ハリケーンの周辺を通過したために「とんでもない揺れ」に遭遇しました。 ベッドに横になっているのに体を支えないと転がってしまう(ベッドに手すりやシートベルト?が付いている意味が解りました。)、カバンなどの備品が部屋中を移動する(後に洗濯ロープでベッドなどに縛りました)。また、日中は2階の部屋でしたが窓から見える景色が全面「空」と「海」が交代に見える状況でした。 16日の午前中にはアルゼンチンのウシュアイアに到着、南極観光の記念の証明書授与式があり、その後荷物を纏めて下船市内観光へ。
世界の果て博物館
1903年、アルゼンチン大統領のマヌエル・バルデスの邸宅として建てられ、1911年から1978年までアルゼンチン国立銀行のウシュアイア支店として使用された。 フエゴ諸島の先住民の文化と、フエゴ諸島の自然が展示されている。 初日に宿泊した「ALBATROS(アルバトロス)」ホテルのレストランでランチ みんなお疲れモードで早々にこの日の宿泊先の『Hotel Las Hayas Resort』へバスで移動。 ホテル内でのんびりした後、ホテル内のレストランで夕食 夕食の後、南極クルーズに参加したご婦人一同で記念に! ホテルの窓から見えたウシュアイア市街の夜景
2月17日<ウシュアイア・ティエラ・デル・フエゴ国立公園>
ウシュアイアの西方11㎞のチリとの国境に広がるフエゴ島国立公園。 ラパタイア(パンアメリカンハイウェイの終着地) ロカ湖(向こう側はチリ) 世界の果て郵便局(ここで切手やスタンプを押してもらえます)
世界の果て号に乗車
公園内を走る観光列車「世界の果て号」はウシュアイアの刑務所建設の木材を運んでいた列車です。 SL世界の果て号の駅 SL列車・世界の果て号 世界の果て号車窓 ティエラデルフエゴ国立公園のビジターセンターでランチ ビジターセンターのおすすめ ”ワイン” ものすごいボリュームの焼き肉(3名~4名分)
元監獄と船舶博物館
かつて監獄として使われていた2階建ての建物。建物内の通路両側に監房が並び、一つひとつが展示室になっている。隣接した同建物内にある船舶博物館には30を越える様々な船の模型や地図などが展示されている。 ホテルのレストランで夕食
2月18日<ウシュアイア>
ウシュアイアの遊覧飛行
自由時間になっていてホテルで朝食を済ませて、オプションで予約して置いたヘリコプターでのウシュアイアの遊覧飛行(1名15分遊覧 ホテルまでの送迎込み20,000円) 夕方に天候が崩れて翌日は一面銀世界「ラッキー」でした。 一旦ホテルに戻りホテルのシャトルバスでウシュアイア市内の蟹レストランでランチこの日は漁がお休みとの事で丸ごと1匹ボイルはありませんでした。 町の中をブラブラしてシャトルバスでホテルへ、嫁はホテルのチョコレートスパへ ホテルのレストランで夕食
2月19日<ピースボートへ帰船>
早朝、ウシュアイア港に入港するピースボート(オーシャンドリーム号)が窓から小さく見えてきました、嬉しいような、悲しいような?変な気分です。 いよいよ南極への旅は終わり帰船日となりました、大荒れの航行などもありましたが良き友に恵まれ忘れぬツアーとなりました。もし、機会があればまた参加したいと思います。